肝疾患では肝硬変が知られていますが、肝硬変は色々な病気や原因から生じた慢性肝炎が悪化することで、最終的に肝硬変になるとされています。
肝臓は一般に沈黙の臓器と言われるほど、痛みや症状が現れる事のない臓器です。肝臓には再生能力があり、代償能力にも優れている為、多少障害が発生しても残った正常細胞が機能を維持するように働きます。
この為、肝臓で異常が起こっていても、初期段階ではほとんど気付かず、症状がかなり進行して危険になってから気付く事が多いとされています。肝臓は、栄養素を分解したり合成する働きがあり、アルコールの9割以上が、肝臓で分解されています。肝臓には解毒効果もあり、食事などで有毒なものが含まれていても、肝臓が解毒作用を行って無毒化する事で、身体に影響を与えずに排出する事が出来ます。
また、肝臓が分泌する胆汁は、生活習慣病の原因になるコレステロールを排泄する作用もあります。しかし、肝硬変になってしまうと、肝臓が線維化して硬くなり、一度硬くなった肝臓は二度と元には戻らないとされています。肝硬変では食欲不振や全身の倦怠感などに加え、ビリルビンという色素が増加して、皮膚全体が黄色がかり、白目なども黄色くなってきます。
肝硬変が悪化すると、肝不全となると痣や出血を起こしやすくなり、健康状態は著しく悪化します。肝不全になると糖尿病を合併しやすくなる傾向があり、肝疾患は処置が遅れると取り返しのつかない事になってしまいます。肝疾患の予防には、アルコールの量を控えるなどして、肝臓をいたわる事が普段から必要です。
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