疾患百科事典

疾患百科事典

皮膚疾患

紅皮症

紅皮症は固有の疾患の名称ではなく、全身の皮膚が赤くなる症状のことをいいます。何らかの原因で、皮膚が赤くなっている場合は紅皮症といい、アトピー性皮膚炎や薬疹といったアレルギー疾患で良く見られます。

紅皮症になって皮膚の一部が赤くなるのは、皮膚の血管から赤血球が充満して、皮膚が充血している状態を言います。紅皮症では全身の皮膚の血管が拡張して充血し、全身の潮紅するような重症の場合もあります。紅皮症は、なんらかの皮膚疾患によって発症し、紅皮症が見られやすいのはアトピー性皮膚炎や高齢者の湿疹などです。

他にも、天疱瘡や毛孔性紅色粃糠疹といった皮膚疾患がきっかけで生じ、紅皮症の症状が全身に広がってしまします。また、薬が原因の場合は中毒性紅皮症と言われ、悪性リンパ腫が原因の紅皮症もあります。通常、紅皮症は皮膚が赤くなる以外にかゆみが伴い、全身症状として発熱したり、悪寒や震えなどを感じる場合もあります。

紅皮症が発症している場合は、まずは原因を調べる必要があります。湿疹や皮膚炎によって生じた紅皮症には、ステロイド薬による外用と抗ヒスタミン薬の内服による治療が一般的です。薬疹で生じた紅皮症の場合は、原因となる薬は使用を中止し、状況に応じて別の薬物療法が行われるのが一般的です。

紅皮症は原因となる疾患自体は、あまり危険がないとしても、高熱を生じたり、脱水症状を起こす事があるので、生命の危機にさらされる危険もあり、症状を軽くみないで適切に治療を行うことが重要です。

スポンサードリンク

疾患百科事典